2000年4月完成 木造在来工法2階建て新築工事
建築面積119.13㎡(35.7坪) 延床面積181.4㎡(54.4坪) 準防火地域
主な仕上 屋根釉薬日本瓦葺き 外壁ALC弾性塗装 サッシTOSTEM網入りガラス及びペアガラス 床t15ニュージランド松フローリング 壁PB下地ビニールクロス 天井PB下地ビニールクロス 巾木・廻り縁 無垢材
老朽化した家を取り壊し建て替えをしました。2世帯3世代が住む住宅です。自然素材で安心して住める家づくりを目指し、木をふんだんに使用。あわせて2世帯ならではのお互いのプライバシーを守りつつ、お互いが感じれるような居心地のよい家づくり・・・木を使う事とお互いがお互いを気づかえる家・・・だから「木造い(気づかい)の家」と名前をつけました。僕の家づくりの原点最初に建てた思いで深い住宅です。
ニュージランドパインの温かみのある床に腰壁もパインで仕上げたリビングです。対面キッチンの吊戸棚のリビング側にも造作の吊戸・・・天井は力強い梁がそのまま見えるデザインです。
■ニ間続きの和室。床の間の書院部分には瓢箪型のくりぬき。くりぬきの裏側の障子は解体した古い家で使われていたのを再利用しました。コストダウンというよりは思い出を引き継ぐ為の趣向です。
この家の見せ場は玄関を入ってすぐ2階への階段の吹き抜け部分です。階段に取り付くように2階まで貫く大きな大黒柱。あらわになった屋根を支える丸太などダイナミックな吹き抜けをつくりました。
小さなお子さんの為に準備された子供部屋。まだ小さいので2部屋を仕切る壁をつけづに広いワンルーム使いができるようにしています。間に仕切りの変わりに置いたのは階段ダンス。一緒に暮すおじいちゃんの愛着ある1点です。