古民家再生について

耐震について

古民家で一番心配なのは耐震性について長年地震に耐えてきた実績はあるが、本当に大丈夫なのか…

 

古民家はコンクリートの基礎がない伝統構法と呼ばれる建物で、これは現在の耐震診断でその強さは推し量ることができません。

 

当事務所では免震的(制振的)構造である古民家に合わせて専門の耐震診断を実施し、精密診断方のひとつで高層ビルなどの耐震設計に使われる時刻歴応答解析法を用いて写真のような制震ダンパーなどを使い耐震改修を実施しています。

 

コンクリートの基礎作らなくても新耐震基準同等としてリフォームかし保険をかけることができますし、銀行融資においてもリフォームローンではなく金利の安い銀行ローンでの借り入れが可能です。

 

新耐震基準と同じ耐震性を確保しており安心(新耐震基準以上の耐震性能確保も可能)

 

耐震性が証明されているのでリフォームかし保険付保可能

 

リフォームローンではなく住宅ローンでの融資が可能

 

断熱性能・省エネ性能向上

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改修にあたり、断熱性能や省エネ性能を検討し、夏涼しいという古民家の良さを残したまま冬も暖かい住まいへと生まれ変わらせます。

 

古民家の場合壁の厚みがなく、土壁のため断熱性能を上げにくい構造ですが、外新省エネ基準に基づき、古民家などの伝統構法の断熱性能を計算する独自のソフトを活用して快適性のアップを図ります。

 

また室内が暗いというお悩みも多いので断熱性を失わずに室内に光を取り入れる工夫もしていきます。

 

夏涼しく冬暖かい、ヒートショックを起こさない家

 

光が差し込む明るい健康的な部屋に

 

バリアフリーで子どもも高齢者にも安全な家

最新の設備で快適に

キッチンやお風呂、洗面所やトイレなどの水回り機器や、大気の熱を利用してお湯を沸かすエコキュートを利用した給湯設備、消費電力の少ないLED照明などをご提案しています。

 

また必要に応じて家電製品の購入サポートもおこなっております。

 

また収納スペースについてもライフスタイルや家族数に応じて将来を見越してご提案しています。

 

必要やご要望に応じて床暖房や暖炉なども設置致します。

 

 

 

清潔で使いやすい水回り

 

ランニングコストを考えた省エネ設備

 

どこのメーカーでもリーズナブルにお渡しできる大手一次卸との直取引

 

ライフスタイルの変化に対応できる使い勝手のいい収納スペース

古民家詳細調査(インスペクション)

古民家の再生部材再活用の建て替えをお考えの方におすすめ

古民家とは建てられてから50年以上経過した木造家屋のこと。手間を掛けて建てれれていますが経年変化などによりそれなりに劣化が進んでいます。そこで再生する前にまずは詳細な建物調査=インスペクションを実施して耐震性を含めた劣化状況を調査することをお勧めします。

 

古民家の既存住宅診断とは、築50年以上の古民家を独自の調査項目により目視調査し、現在のコンディションと修繕が必要な部分を特定し、書面で報告を行うものです。

日本の住宅の平均寿命は現在約30年。アメリカの104年やイギリスの141年と比べても極端に短命です。日本の木造住宅は長持ちしないのでしょうか…

 

古民家を学び、古民家に活かされた先人達の技を現在のライフスタイルに合わせた家づくり、持続可能な循環型建築を推進し、伝統構法で建てられている住宅を伝統構法のまま再活用する事、伝統構法に使われている部材を再活用して新築住宅に使用する事を「再築」といいます。

 

築50年程度経過した建物を古民家といいます。「古民家」を積極的に「再築」し、より安心して世代を超えて永く住み続けて頂く事を進めています。

 

それは、次世代が住宅ローンに苦しまず豊かな生活を過ごす事が出来るとともに、無駄な廃棄物を出さずに地球温暖化防止にも貢献する新しいライフスタイルになります。

国土交通省ガイドラインより
国土交通省ガイドラインより

建築士がおこなう建物調査=インスペクションには3つの種類があります。不動産売買時に実施する一次的なインスペクション。リフォーム工事を前提におこなう二次的なインスペクション、そして断熱性や省エネ性の向上を考えたリフォーム工事を前提におこなう三次的なインスペクションです。

 

当事務所では耐震性の有無を含めた二次的なインスペクションをはじめにおこない、その結果を元にお客様の不満(寒い、暗い、使い勝手が悪い)を改善するための三次的なインスペクションを実施しています。

 

 

インスペクションの種類

一次的なインスペクション 既存住宅現況検査

2018年4月に宅建業法が改正され売買時に実施することが推奨されている。現状で不具合がないか、日常生活を送る上で不都合がないかどうかなど、表面的な住宅の問題を簡易的に調査します。主に目視による検査で、一部、非破壊検査などをおこないます。現況検査という性格上この検査だけでその後の瑕疵の可能性などを探るのは難しい。

おすすめ

二次的なインスペクション 既存住宅診断

表面的な検査にとどまらず、将来的な腐食や不具合など、住宅の10年後、15年後を見据えた調査を実施します。耐震性診断も含まれます。日常的な生活に支障が出ないかどうかだけではなく、将来にわたって住み良く、安全な家であることを推し量るための調査を実施します。古民家再生総合調査報告という古民家=伝統構法専門の調査を全国で年間400件報告書を発行している当事務所の主宰が調査しますので質の高い報告書をご提供します。

 

耐震診断についても伝統構法の耐震診断は一般の設計事務所等ではなかなか判断できないようですので伝統構法を伝統構法のまま安全性を確保するには当事務所までお問い合わせください。

 

調査を実施するのはコミンカニストと呼ばれている古民家の専門家 川上幸生がおこないます。全国で毎年実施されている400件以上の調査報告書を作成すると共に、建築士などへの講習や、資格試験のための書籍なども執筆している古民家調査の第一人者です。

費   用

5万円〜(消費税が別途必要です)

調査する項目内容により費用は変わります。調査前にお見積もりをしますのでご安心ください。

調査期間

調査は事前調査含め約2日間程度、

調査後約2週間で報告書を提出いたします。

調査内容     

建物劣化に関する調査(目視)約500項目

床下環境に関する調査(目視 床下に入って確認)約30項目

耐震性についての調査 間取り図を作成し専用機器を使った調査か建築防災協会認定の診断法による耐震診断を実施

 

*耐震診断については東京か大阪などから専門家を招いての調査も実施できます。調査費用の他に別途交通費が必要です。

本調査を実施し、その報告内容に基づいて再生工事を実施した場合には最高10年間のリフォーム瑕疵保険をおつけできます。

この調査により以下のような情報を得ることができます。

 

 

耐震性能評価

伝統構法は壁量に頼らず耐震性を持たせているいわば免震的構造の建物。在来工法用の耐震診断では正確な耐震性を測ることはできません。伝統構法の耐震性能を専門の診断法にて評価します。

 

古民家のコンディション(劣化状況報告)

現在の古民家のコンディションが複数の観点から評価されます。これにより修繕すべき箇所や、再生・移築を行う際のポイント、解体することになった際も、古民家に使用されていた材のリサイクルが可能か等の把握が行えます。

 

床下環境報告

一般的なインスペクション報告では床下の調査は含まれていません。しかし本調査では床下も実際に潜って調査し、蟻害の有無だけでなく床下環境維持のためのアドバイスを行います。

 

予防保全計画

古民家を長く使って頂くために必要なメンテナンスについて記載されます。今後必要になってくるメンテナンスやコストを把握することにより、長く使って頂く上での計画に役立ちます。

 

家歴書

住宅履歴書とも呼ばれ、住宅の修繕履歴あるいは定期点検の結果などを記録した履歴簿のことです。修繕情報を記録することにより、将来の修繕計画の立案および工事の実行に有益な情報となる他、資産価値の維持にも繋がります。

 

三次的なインスペクション 性能向上インスペクション

リフォームをおこなうことを前提とし、リフォームプランを立てる上で必要な、住宅の現状把握を行うインスペクション。二次的なインスペクションの内容にプラスし、断熱性能、省エネ性、火災次の安全性、バリアフリー性能なども検討した報告をします。リフォームを行う前には必須の診断ですが、建築基準法に基づいた一般的な在来工法住宅に関してはそれほど必要を感じないかもしれませんが、伝統構法をローコストで効率良くリフォームするには必要な調査内容です。

 

二次的なインスペクション実施後にリフォーム計画と合わせて実施します。

 

費  用

物件の床面積、劣化具合により変わります。

二次的なインスペクション 既存住宅診断を実施していることが必要

調査期間 プランニングを含めた報告を実施するため1ヶ月程度必要
調査内容  

維持管理計画 劣化が進んでいる部分のリフォームプランを提供します

 

耐震改修 耐震性が不足している場合耐震性を上げるための改修プランを作成

 

断熱性能 現状の断熱性能を調査します

 

省エネ性能 一年間の電気代、ガス代などを教えていただき効率的な

削減方法を検討します

 

火災次の安全性 耐火性能を上げるための方向性を検討します

 

バリアフリー性能 室内外の段差を調査し、段差の少ないリフォームプランを検討します。

調査の流れ

まずはお問い合わせをRequestよりお問い合わせいただくか、直接お電話下さい。

ケイズデザイン二級建築士事務所

TEL ■ 089-910-5679 HP ■ 080-3163-3741 

FAX ■ 089-910-5680‬

お伺いする日程等を調整し、費用のお見積もり(別途交通費の有無など)をおこないます。

 

お話がまとまりましたらお支払い方法の決定をします。

調査をおこないます。

 

調査日当日はお立会いをお願いします。およそ半日程度かけて調査していきます。調査は複数人で実施します。

 

約2週間後に調査結果に基づき報告書を作成しお届けいたします。


調査結果に基づいた結果をご説明すると共に家歴書や予防保全計画書の内容、修繕必要箇所についての説明をさせていただきます。

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