わんぱくが育つ家

2006年3月竣工 建築面積78.10㎡ 1階床面積69.00㎡ 2階床面積57.55㎡ 述べ床面積126.55㎡(ロフト含まず)

若いご夫婦と1歳になる男の子の為の家。子供がすくすくとわんぱくに大きく育つことを願って建てました。ちょうど奥様の実家が老朽化で取り壊されることになり、奥様が生まれ育った実家の古材を再利用して「思い出を引き継ぐ」家にも仕上がりました。


リビングの南側にある吹き抜けには奥様の実家で使われていた古材が・・・

リビングの天井は杉の羽目板、食欲をそそり楽しい気分にさせてくれるオレンジのキッチンとの相性もバッチリです。奥の1面だけ壁が青色の部分はご主人の趣味である熱帯魚を置くスペースで水をイメージした色使いです(水槽の裏側に張る水の模様のシートも不用です)

 

1階のトイレは間取りの関係から窓が取れませんでした。そこで暗くなりがちなトイレを明るい色使いの手洗いでPOPなイメージに・・・


リビング階段を上がると2階のホールに・・・階段のわずかな部分も利用して飾り棚を設けています。これひとつで殺風景な階段も楽しめるスペースに・・・吹き抜けの腰壁部分にもOPENな本棚を設置。誰でも簡単に本を出したり片付けたりできます。またロフトへ通じる壁にはハシゴの右側に石が?・・・子供がロッククライミングで遊べるようにとご主人の遊べる家にして欲しいとの要望への1つの答えです。

 

和室はリビングから段差をつけて腰掛けれるようにしました。たたみはヘリの無い琉球タタミ。床の間は黒いタイルで壁はケイソ土で仕上げています。またこの家は全ての出角(壁の出っぱり部分)の角を優しい丸にしています。小さな子供さんへの配慮と共に家全体角の無い優しい雰囲気に仕上がります。


奥さまの実家にあった古材で作成したカウンター

一発で決まった僕自身お気に入りの外観。カナダ製のグラスファイバーの玄関ドアや廻りに張った石、煉瓦を積んだ腰壁、窓の下に見える木は実はモルタル製、アイアンの花台は子供の転落防止にもなります。こだわりの素材を凝縮して作り上げたDESIGNです。玄関の左側にある両開きの建具・・・実は内部は階段下のスペースを有効利用したバイク置き場です。

 

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