平成29年3月21日 通気工法

今回の外壁は乾式工法により仕上げます。

お客様の家の場合に多く採用するのは湿式工法と呼ばれる方法で、バラ板と呼ばれる薄い板を柱に貼り、ラスと呼ばれる金網を貼って軽量モルタルで下地を作り左官の塗り壁で仕上げますが、今回はコスト重視でサイディングを貼って仕上げます。

但しサイディングは柄のあるものでなく無地のものを使用してサイディングの上から吹き付け塗装をします。サイディングは縦に板の継ぎ目、目地が入るのですがこれを消して仕上がった時には塗り壁のように見えるはずです。

 

工事の方はそのサイディングをとめるための桟が取り付けられました。桟は横に打たれていますが、ところどころに隙間をわざと作り透湿防水シートとサイディングの隙間に風が流れるようにする通気工法を採用しています。

 

通常桟は無加工の木材が使われますが、防腐処理した木材を使っています。これでもし万が一壁内に水が入っても安心です。

 

またほとんど目に留めない部分ですが、桟をとめる釘も普通は1本ですが、2本で留めています。経年変化でサイディングの重さがかかってきた時の安心のための保険です。

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